民意が反映できる政治の仕組みを!

政治への参加方法が、選挙という方法のみしか無いという事に対して考えてみませんか?
憲法改正の時は国民投票があるようですが)


政治に参加するために「選挙に行け」と良く言います。
しかし、次のような場合を仮定してください。
ここでいう「案件」とは、マニフェストであり、その時勢で対象となる議題です。

政党A
・案件1は、賛成です
・案件2は、反対です
・案件3は、賛成です

政党B
・案件1は、反対です
・案件2は、賛成です
・案件3は、賛成です


このとき、私が仮に

・案件1は、賛成です
・案件2は、賛成です
・案件3は、反対です

という立場であった場合、私はどちらの政党に投票すれば良いのでしょうか?

案件1と案件2の重要度が自分の中にあれば、優先度を付ければ良いのでしょうが、共に年金問題のように重い案件であった場合は、どちらの政党に投票しても案件1または案件2は私の立場と逆になってしまう事になります。
しかも、どちらの政党を選んでも案件3は逆の立場です。

どの政党も、マニフェストは大量に掲げるので、自分なりに「妥協して」一番考え方が近い政党を選ばなければなりません。

しかも、政党が選挙の対象である場合だけではなく、政治家を選出するという選挙もあります。
この場合、沢山居る政治家の中には私と全く同じ立場の人がいるかもしれませんが、投票したいと思っても、自分の選挙区にその人が居るとは限りません。


さて、もし自分の投票した政党が政権を握れば、「国民が選んだ与党だから」と、私の反対する案件に対しても、たとえそれが民意に反する事であっても「与党」の肩書きを盾に採決する事が出来てしまいます。


これはとても腹が立つことです。
ここで、「腹が立つのが嫌だ」と私が考えた場合、どこにも投票できる状態で無くなった私の出来る事は「選挙に行かず棄権すること」です。これは政治への参加という理念に反しています。
しかし、今の政治の仕組みでは、これしか手段がありません。


で、こういう問題点を解決するにはどうすれば良いのでしょうか?


一つは、世論の力でしょうか?従来よりマスコミによる世論調査は良く行われています。しかし、仮に反対意見が沢山取れたとしても、それが政治に正しく反映されるとは限りません。例えば消費税を上げるとなれば、絶対に世論は反対するでしょう。まずは国費の無駄遣いから無くしていけ、話はそれからだ、と思う国民がほとんどだと思います。
以前、年金問題で、厚生年金の月々の支払額を徐々に増やしていくという法案が可決されました。
この時は、いつTVを見ても、労働者の世論や会社経営者の世論は当然反対でした。
しかし、どれだけ反対世論が盛り上がっても、全く政治に影響を及ばさない典型的な事例となりました。
よって、必ずしも世論が万能であるとは思えません。


世論を万能のものにするアイデアで、常日頃、私が考えているのは、世論でのみ行動を行う政党を作る事です。
逆に言えば、マニフェストはありません!この政党は、世論調査を常に行い、民意を集めて、その結果のみを国会の場に持って行きます。議席数が増えれば増えるほど、民意が反映される事になると思います。

政党の運営はどうすればいいのでしょうか?
インターネットを活用するのが良いでしょうね!

政党のサイトに登録した人は、PCや携帯電話を使って、世論調査や投票による議決に参加する。
(※政党への登録→個人を特定(認証)するための最低限の仕組みであり、別に他の支持政党があっても構わない。)

さらに、ネット上のオープンな議場に参加して意見交換し、それぞれの案件に対する民意を取りまとめる。

ハッカーの標的になる可能性はありますから、個人認証システムなど政党の会員である事が分かる仕組みはもちろん取り入れなければならないでしょう。
システムの運用費は、政党の会員から会費という形で少しずつ出してもらわないとダメかもしれませんが^^;

こんな政党、私と作ってみませんかね?(^o^)丿