神戸電鉄と、JR福知山線脱線事故

昨日、JR福知山線(関西ローカルの愛称:JR宝塚線)の脱線事故からちょうど1ヶ月という節目を向かえました。
早いものです。亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。そして入院されている方々、傷ついた方々が一日も早く正常な生活に戻れる事を願っています。


ところで、まだ、会社にはJR福知山線不通の影響を受けている人が数人居ます。
私の部署の先輩が、三田方面に住んでいて、事故翌日からJRに乗れなくなったので神戸電鉄を使って遠回りで通勤しています。
その先輩から聞いた話ですが、事故から数日経ったある日、神戸電鉄で通勤していると、とある乗り換え駅に降りた時に神戸電鉄の職員がポケットティッシュを配っていたそうです。
神戸電鉄と書かれたティッシュだったそうで、いかにも「これからはJRの利用をやめて、神戸電鉄の利用をよろしくお願いします」と言わんばかりだったと話してました。


107名もの尊い犠牲の元、今回の事故は多くの教訓を残した一方で、ライバル私鉄のこのような振る舞いは、多くの犠牲を無視し、売り上げ拡大のチャンスとしかこの事故を捕らえていない証拠だと思います。いかに言い訳しようとも。モラルの無さは、非常に残念に思います。他の私鉄各社も、表に出てくる事は無くても、経営陣などの方々は心の中では「チャンスだ」と考えているに違いありません。
いかにライバルであろうと、代替交通手段としての使命だけをまっとうすべきだと思います。